男性だって服装に気を使いたい
男性の場合、結婚披露宴に招待されたときに着用するのは「準礼装」もしくは「略礼装」と言われる一般的なビジネススーツにちょっとした礼服要素を盛り込んだものです。
友人として出席をする場合、もっとも一般的なのはブラックスーツにシルバータイという組み合わせです。
十年くらい前までは男性の服装=ブラックスーツという常識があったようですが、ここ最近ではおしゃれな男性も増えてきたことから女性向け衣装ほどではないものの、かなり自由にパーティー衣装を着こなす人もでてきています。
基本的なルールとしてはダークスーツを選ぶことがありますが、これもあくまでも一般的なもので式の雰囲気によっては参加者がソフトな色のスーツを着てもよいというふうになっています。
ただ堅い職業の人が多く集まる式であったり、伝統的な風習にのっとって行われる式というような場合にはそうした今どきの男性の着こなしはよくない目で見られることもあるので、きちんと空気を読んでの服装にすることが大事です。
女性ばかりでなく男性も「新郎よりも派手な格好で参加するのはNG」というルールがあるのは忘れないようにしましょう。
基本をうまく崩して個性的なスタイルに
男性向けの結婚式コーディネートで人気が高いのがグレー系です。
グレーのスーツは礼服の基本であるダーク系でありつつも、光沢感がよく映えてゴージャスさやスタイリッシュさを出すことができる便利なアイテムです。
いつもの黒礼服をグレーにしてみるだけでかなり都会的な雰囲気を出すことができるので、若い人だけでなく40~50代の人でもよく使用をしています。
グレー系のスーツのよいところは、モノトーンで光沢感があるということで、ちょっとした差し色でおしゃれさをアップさせることができるということです。
少し以前までは礼服のネクタイといえば白が基本でしたが、最近では色のあるネクタイを付けてもよいようになっています。
そこでグレーのスーツにビビットカラーのネクタイもしくはチーフを胸元にさすことで、華やかな装いにすることができます。
なお結婚式に参加する場合のネクタイは黒の長タイはNGとなっています。
またできるだけパステルトーンのネクタイにするということもドレスコードとなっています。
ベストを合せるだけでオシャレ度がUP
ただスーツを着用しただけではいつもの仕事着と変わらないようにも感じますが、それをぐっとフォーマルな雰囲気にすることができるのがベストです。
ベストをジャケットの下に着ると、色を新たに加えることができるとともに締まりのある着こなしにすることができます。
ジャケットと同じ色にするのが基本ですが、シルバーのジャケットの下に黒のベストを入れてみたり、遊び心のあるチェック柄にしてみたりとかなりバリエーションは広くなります。
上級者になってくるとシャツをストライプやチェックにしてみたり、タイをアスコットタイにして胸元のチーフとあわせたりといったようなテクニックも使われます。
さりげなくおしゃれさを漂わせることで、大人の男性の魅力が増し結婚式という場所を華やかにしていくことができます。