福井の結婚式場

結婚式を両家の結びつきと捉える風習

福井地方は、結婚は家の結び付きと考える風習が強く残り、都市部の核家族化に反するように、結婚後も両家の実家や親族と良好な関係を維持し、二世帯あるいは三世帯等の大家族で居住する習わしを色濃く引き継いでいます。
そのような県民性もあり、福井県は、未婚率が低く出生率が高く幸福な家庭像を実現している等の理由で幸福度日本1位に選定されました。

このことは、福井で最も人気のある結婚式披露宴の会場が、100人以上の着席人数を持つ大規模な会場であることからもうかがえます。
親族、親戚や友人等、仕事関係者も含め多くの招待客を招いて両家の繁栄を祝すという風習の反映であると考えられるからです。

派手な福井の結婚式

福井地方の結婚式は昔から名古屋地方のように派手だったと言われ、結婚に関しては惜しみなく費用を費やすと言われてきました。
近年は見られなくなってきましたが、かつては花嫁側の家が嫁入り道具を近隣に披露するためにガラス張りのトラックで運送する事も頻繁にありました。
また、新郎側では、近隣の人々にお祝いの饅頭や餅撒きのならわしもありました。

他にも結婚に関するならわしに「一生水」があり、新婦が新郎宅に着くと、玄関で一礼の後行う儀式です。
この儀式は、一升ますに酒の入った杯が入っており、新婦は杯を飲み干し、その後、杯は仲人が叩き割るのです。
これには「一生この家の水を飲んで暮らす」趣旨だそうで、杯を割る理由は「もう後戻りできない」という言い渡しのようなものでしょうか。
さらに、披露宴の料理に「おちつき餅」と呼ばれる定番の雑煮が有名です。

福井伝統の和と近代的な洋を併せ持つ八雲迎賓館

この式場は新しく綺麗で、和と洋を調和させたバラスのとれた明るく質感のある式場です。
挙式会場としてチャペルも用意されており、このチャペルは和と洋をコラボレートさせたヒノキと白を基調としており、披露宴会場も白木基調の会場やオリエンタルなブラウンを基調とした会場が準備されています。

新しいこともあり、ヒノキの匂いもとても新鮮です
日本の伝統的な結婚式を希望する場合、建物も古い式場が多いのですが、この迎賓館は、厳かさは持つものの古臭さがなく伝統とモダン双方をこなせる式場です。

神前婚の式場は、自然の光が入り室内は明るく、正面の窓から滝の流れ落ちる風景も見れ感動できるロケーションです。
巫女さんの舞いに加え雅楽の生演奏など、和婚希望のカップルには是非おススメしたい式場です。
特に、雅楽の演奏については、録音音楽を流す式場も多い中、八雲迎賓館は生演奏が魅力です。

過去に何度も披露宴に出席された招待客も退屈しない新鮮さがあります。
ただ難点は駅から距離があることで、福井駅からタクシーを使うことになります。
駐車場は広くて使いやすいです。