スケジュールと親の心遣い

お互いの両親との距離感

結婚をするとなると避けて通れないのがお互いの両親との関係構築です。

結婚後のトラブル事例でもナンバー・ワンに挙げられる項目でもあって、なかなかその距離感の作り方には各家庭苦労をしているようです。

嫁姑という問題もありますが、それまで全く異なる家庭環境で育ってきた二人にとっては相手の家庭の常識がどうしても理解できなかったり、逆に相手から当然のことのように言われたりするとそこでついむっとしたりしてできるだけ関わりを持ちたくないと思ってしまったりします。

ですが結婚式という一つの目的を果たすということを考えるときには、できるだけお互いにそうした価値観の違いは表に出さないように、あくまでもビジネスライクに話を進めていくという大人の対応が必要になります。

両親の立場としては人生の先輩として何かと口出しをしたくなるところですが、あまりあれこれと指示や助言をするのではなく、適時必要な援助やアドバイスをしていくようにします。

逆に新郎新婦側はあまり勝手に話を進めていくのではなく、進展があったらその都度報告を忘れないようにして両親に不安さを感じさせないようにしていくことが大事です。

結婚式当日まで親として心がけたいこと

結婚式当日まで両親として心がけておきたいのは、大きな気持ちで新郎新婦のことを見守るということです。

またもしアドバイスや相談を求められたときには、親身になって最善の方法を一緒に考えていくようにします。

おそらく最初に結婚相手として顔合わせをすることになるのはお互いの両親への結婚の報告ということになるでしょうが、あまり刺々しい態度をしたりあれこれ結婚前から要求や希望を言うのではなく、まずは相手をきちんとリラックスさせてあげるようにしていきます。

仮に何らかの不安があるとしてもいきなり口に出すのではなく、まずは相手を受け入れ関係を作ってから少しずつ話をしていくようにします。

シビアな話になるがちなのが結婚式のための費用負担です。

おそらくほとんどの家庭では、いくらか親や祖父母から援助をしてもらっての挙式となるのではないかと思われます。

その場合相手の両親とのバランスなどを考え、あとあとに遺恨を残さないように話し合いをして援助のタイミングや額について決めていきます。

結婚式当日まで新郎新婦が心がけておきたいこと

新郎新婦の立場として気をつけたいのが、きちんと最低限のマナーやルールを守りつつ、経過報告など丁寧に行っていくということです。

結婚式の詳しい計画についてはおそらく新郎新婦本人が中心になってプランニングしていくことになるかと思われますが、それでもどういった場所でどのくらいの規模で行うかといった基本的な枠組みについては早めに報告をして、協力や理解をとりつけていきます。

余計な心配をかけたくないという気持ちから経過報告を全くしないで二人だけで計画を進めるカップルもいるようですが、逐一報告をするのでなくても今だいたいどのくらいまで進んでいるか(式場の決定、招待客の選定など)くらいは世間話程度にも通しておくようにしましょう。